新橋にある居酒屋の烏森百薬(からすもりひゃくやく)の経営法が素晴らしすぎる。経営者は大久保伸隆さん。ホリエモンチャンネルで紹介されていました。
お店の食べログへのリンク:https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13225528/
ホリエモンチャンネルでの紹介動画:
この居酒屋は非常に効率的な経営をしています。お酒は基本酒屋さんのお勧めを仕入れる(専門家、キュレーターに任せる)。店で作るオリジナル料理は5皿のみ。後は全国から総菜を仕入れる。オペレーションは極力外注して効率を最大化する。例えば唐揚げだと店では揚げるだけ。総菜を選ぶ基準は5つ(全部同時に満たす必要はないみたい)。
- 調理不要(又は少ない)
- 仕込み不要(又は少ない)
- 包丁不要(又は少ない)
- 廃棄がない(賞味期限が長い品:冷凍食品など)
- 気負いがない品(定番な品、誰でも食べたいもの、毎日食べても飽きないものなど。リピーターを確保できるような品:から揚げ、餃子など)。
この方法では誰が調理しても味がブレることがなく、ある程度の高品質を保証できます。オペレーションも最小化できます。味は最高品質ではないかもしれませんが、手ごろな居酒屋で最高品質は求められないでしょう。原価率は35%程度。スタッフに優秀な料理人は必要なく、オペレーションも単純なので人件費は安く抑えられます。この方法の良いところはお客が増えてもスタッフが消耗しない(仕込みが増えない)ことにもあります。端末で発注する量を変えるだけで大体対応できてしまう。
烏森百薬は特にコンセプトも持たないらしい。変なこだわりは持たずに利益最大化を目指すのが最適でしょう。
同様の居酒屋が大阪にある・あったらしい。基本お任せの居酒屋で和洋中なんでも出てきて全部美味しい。超レベルが高いが値段は何故か手ごろ。厨房を見たら電子レンジしかなかったらしい(笑)。食材は売れ残りのデパ地下の総菜(安く仕入れられる)。。。厨房にはおばちゃん一人(笑)。売れ残りの総菜は日によるのでお任せということらしい。お客が満足すればこの方法でも問題ないです。
日本のコンビニの冷凍食品をレンジでチンするだけの日本料理屋は海外では大当たりする気がしますね。同様なアイデアは色々なところで使えそうです。変なこだわり(必要以上な完成度の追求、何でも自分でやろうとする、など)は捨てて、出来る限り最低限の手間で利益(顧客満足度を含む)を最大化できる方法を追求するのが良いと思いますね。
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